松島湾に浮かぶ浦戸諸島には、人が住んでいる島が4つあります。今回はそのうちの寒風沢島に行ってきました。
4つの島の中では、最も大きな島ですが、島の南部には大きな野原が広がっていて、とっても静かです。
誰にも会わずに一人になりたい時に、この静かさがとっても嬉しいです!
そんな寒風沢島を今回は紹介します。
寒風沢島とは?
寒風沢島は浦戸諸島の中でも、最も大きな島です。
北部に集落があって、南部には田んぼや野原が広がっています。
西側にはハイキングコースもあります。
展望台もあるので、景色を楽しめる場所もあります。
しかし、コンビニを初めとして、お店は一切ありません。お腹が空いても飲食店はありません。船着き場の近くの民宿に、自動販売機があるので、飲み物だけは買うことができます。
お弁当などは島に来る前に準備しておいてくださいね。
寒風沢島を散策
今回は渡し船に載せていただき、野々島から渡ってきました。もちろん塩釜市営汽船を使って、直接来ることも可能です。
早速、散歩開始です。まずは集落の中を抜けていきます。
他の島とは違い、住宅が密集している印象です。
でも、やっぱりスーパーなどはありません。島の人たちはお買い物はどうしてるんでしょうね…?
集落を抜けると緩やかな坂道になりました。そして、だんだんと住宅が少なくなってきます。
道からは島内の入り江の風景が広がっています。
日本の原風景を見ているようで、なんだか心が癒されます(^^♪
島の真ん中あたりには、田んぼがありました。鳥を追い払うためのカイト(凧)や人形があります。
人形は妙にリアルで、背後に人形の視線を感じてしまい、なんだか落ち着かなかったです(^^;
稲は既に黄金色の穂もたくさん出ていて、順調に育っているようです。
なんでも、この田んぼの水は、全て雨水で賄っているのだとか…。自然と共に生きているって感じですね。
さらに進むと草が茂っている野原に出ました。その真ん中を真っすぐ道が通っています。
風の音しか聞こえない静かな空間です。
やがて、十字路が見えてきたので、まずは西にある神明神社に行ってみました。
4つの島には、それぞれ神社があるんですが、その中でもこの神明神社が一番大きいですね。
さらに進むとハイキングコースになってきました。
砲台場跡を目指して進んでいきます。
林の中を進んでいきます。桂島のハイキングコースよりは歩きやすいです。
砲台場跡に着きました。
といっても、今ではただ開けただけの場所です(^^;
昔はここに海上防衛のための加農砲という大砲が設置されていたそうです。
多分、カノン砲に”加農”という字を当てたんでしょうねw
ハイキングコースを後にして、今度は元屋敷浜の方に来ました。
すると、ブロックの堤防が続いている場所に出ました。
ずっと堤防が続いているので、それに沿って歩いていってみます。
なんだか無機質で、風情が無い道だなぁと思いながら1分くらい歩くと、階段が見えてきました。
そこを登ると…。
目の前には入り江の風景が広がっていました!
ムチャクチャ広いです。浦戸諸島のビーチの中では、桂浜海水浴場の次に広いです。
しかも、こんなに広いのに誰も人がいないのがイイです。
左右を見渡すと遠くまで浜が広がっています。
海風がとても気持ちイイです!
誰も人がいないので、いつものようにジェラトーニを、取り出して写真を撮ってみました!こんな恥ずかしいことができるくらい、人がいない場所です。
とてもいい景色なので、カメラのピンとも背景に合ってしまっていますねw
寒風沢島を一巡りしたので、船着き場に向かって戻ります。
帰りも見渡す限りの野原です。
集落に戻ってきました。
寒風沢島は広いので、全部歩こうと思うと、結構時間がかかります。途中休憩できるような場所もあまり無いので、行き先を決めて散策すると良いと思います!
寒風沢島のアクセス情報
【寒風沢島のアクセス情報】
住所 | 宮城県塩竈市浦戸寒風沢 |
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駐車場(マリンゲート塩釜) | あり(有料) |
アクセス(水上バス) | 「マリンゲート塩釜」より、塩釜市営汽船に乗り、「寒風沢島」で下船 |
まとめ
寒風沢島は、野原が広がっていて、広い島です。
でも、その静かさがとても落ち着く場所です。
広くて、散策しがいがある島なので、みなさんもぜひ行ってみてくださいね!